AR FAQ
 〜FOR Answer Question〜

主だった質問に答えてます。何かあったら随時更新して行きますので
宜しくお願い致します。
何か情報、訂正等有りましたら連絡をお願い致します。

 

 

ARについて







外装系





エンジン系






足回り系




電装系



ケーブル類



カスタム





AROC会員投稿カスタム

  
  ●
ARのおおまかな種別と生産時期。
  ●
ARの動力性能。
  ●
燃費はどれくらい?
  ●
部品在庫はまだあるの
  ●
新車はまだ手に入るの?
  ●
限定車とかは有ったの?
  ●
持病はどんなのが有るの?

  ●初期型外装と後期型外装換装はボルトオンなの?    
  ● 
メーターについて
  ●
 ガソリンタンクの新品は出るの?
  ● 
塗装について

  ●エンジンが掛からない
  ●
エンジンが調子悪い。
  ●
走行中急にエンジンが止まった。
  ●
エンジンから異音がする
  ●
2ストタンクからオイル漏れ!
  ●
ギアオイルについて
  ●
ギアオイルを変えようとしたら白く濁った液体が出て来た!
  ●
クラッチが滑る。
  ●
ニュートラルになかなか入らない。
  

  ●タイヤのサイズアップは何処まで出来るの?
  ●
スプロケット
  ●
固さの調整は出来るの?
  ●
ブレーキが効かないので何か強化する方法は有りますか?

  ●バッテリーが充電しない
  ●
バッテリーは流用が効くの?
  ●
ウインカーが点かない
  ●
ホーンが鳴らない。
  ●
ヘッドライトが暗い。

  ●クラッチケーブルの形が違うのですが?流用は何か出来ますか?
  

  

●事に拠っては道交法違反になります。 ここに書いてある事を実行する場合は   
   自己責任でお願い致します 以上を踏まえられる方は
ここをクリック。 


  

  ●あざみのマックス式メーター内LED照明化カスタム。

 

 

 

AR50は大まかに分けて3種類に分別されます。 まず「初期型」と言われるリミッターが無い1981年から
1983年まで造られたモデル。 1984年よりメーカー側の自主規制により60キロ規制が始まりました。
1984年製モデルは之に対して律儀に7.2PS→4.6PSとパワーダウンさせ、キャブ口径を16パイ→14パイ
マフラーも旧西ドイツ輸出仕様の細いタイプと対応したのが「AR50U」(通称2型)と言われるモデルです。
結果人気は人気タレントが不祥事起こしたかの如く急降下。 
之ではイカンとヤマハやスズキと同じく「法の抜け穴」的な(?)電気リミッターに拠る60キロ規制をモデルを投下。
1985年以降のこのモデルを「AR50S」(通称S型)と言います。 

AR80は1981年から82年まで生産されたサイドカバーとテールカウルがZ400FX風にしたモデルを「初期型
と言い1983年型よりカワサキの思惑なのか空冷GPZ系のサイドカバーとテールカウルを摸した「AR80U
(間違われる方も居ますが80に「」型は有りません。80は「U型」です。)と言いこのままほぼモデルチェンジ
されず約10年間ラインナップされ続けました。

蛇足ですが、50の「S型」は「初期型」との動力性能はほぼ同じになったは良いのですが、カワサキのバカないや
律儀な電気リミッターのせいで簡単に外せないのが仇になったのか他社のライバル車の様に人気が回復せず
その後KS1が生産される88年まで大したモデルチェンジもせず造られ続け(国内限)90年代前半まで在庫
が残ったのかラインナップは他社ライバル車よりも長かったです。 お陰で20年以上経つモデルでも今も部品
が割と出るのは何が幸いとするか分からないですね(笑)

ARは海外でも(主に東南アジア)でも生産されフロントブレーキがドラムのタイプや角ライトにビキニカウルを着けた
ニンジャ80」、NSR50のアッパーカウルを模したかの様なカウルを着けNS−1の様な渦巻きホイールに換装
された「マグナム」これにKSRのエンジンを載せた水冷の「マグナムLC」(供に80)も発売され、あくまで噂ですが
21世紀初頭まで造られてたみたいです。

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ARの動力性能ですが、ノーマルストックでの最高速は50の規制前モデルで約85q/h、80は約100q/hです。
これも天候や走行環境、車体の程度で変わって来ますのであくまで参照程度と見て下さい。

モトチャンプでのデーターを見てみますと最高速87.88km/h 0−400m21.77secと他社のフルサイズライバルに
若干負けてる様です。   AR80でもノーマルリミッタ-解除したNS50FやNSR50にカートコースの直線加速で
負けました(泣)


チューニング次第で120q/h以上は出る様ですが、チューンに拠る耐久性の低下は避けられませんので程々にです。
(あくまで個人的ですが、50→80ボアアップ、キャブ口径UP&チャンバー、スプロケギア比変更で115キロくらい出て
耐久性も変わらないのでお勧めです。)

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ARの燃費ですが50の市街走行で30〜35q/L。 80で市街走行25〜30q/Lとまぁまぁな数字です。

車体程度やチューニングの仕方で燃費は変わりますのであくまでノーマルストックと思って下さい。

                           

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たまに出てきます。 これも不人気車の成せる業かも(笑) 50S最終型の白とかでしたらたま〜に雑誌等で
売りに出てますのでマメにチェックして見て下さい。  流石に初期型は有りませんね;

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有りました。 A2モデルで真っ赤ッ赤の限定マシン通称「消防車」と、呼ばれたモデルです。
フレームからスイングアーム、フォ−クボトムケースにホイールまで真っ赤っ赤でした。
何台出て何台売れたかは不明です。 当時Z400FXとかも同じく真っ赤ッ赤な限定モデル出てましたね。

ちなみに赤いだけで性能UPも何も有りませんです。 外装のみ変更のようでした。

                         

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前述のARの種別でも触れましたが、細く長く生産され海外でも21世紀初頭まで造られていたせいもあり20年以上経
った今でも(当時の他社ライバル車)に比べれば部品は出て来ます。

ハーネス等を頼みますと「フィリピン製」とか書かれてたり、一部の部品が急に安くなってる所を見ますと海外生産AR
の部品が日本に流れて来てるようです。

残念ながら2005年現在80用CDIやエンジン腰上系、オイルポンプ、タコメーターケーブル等は欠品です。

良く聞かれる人気の初期型外装は東野英治郎の昔(オヤジギャグ)80年代の終わりに欠品となってます。
たまにネットオークションで出てるのでガムばって落としてみて下さい。 何気に高価な気もしますが;

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ARの持病ですが目立つ所で以下のが有ります。

ニュートラル入らん病」  「バッテリー充電しない病」  「2ストオイル漏れ漏れ病

他にも細かいのも多々有りますが20数年前のバイク大目に見てあげてください(笑)

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「初期型」のZ400FX風のサイドカバーとダックテールカウルと「U型」「S型」で採用されました空冷GPZ系のサイドカバー
とテールカウル。 どうも初期型のFX風の外装がスパルタンに映るのかS型等に初期型外装を換装されたい方が多い様です。

結果から言いますとテールカウルはそのままでは載りません。 フレームのシートレール部分の形が全く違ってます。

ではどうしたら載るかと言いますと完全な移植方法は有りません。 換装されてた方のを見てますとボルト止めで強引に着け
られてる方や溶接加工でステーやヒンジを自作されて着けられてるようです。
初期テールを着けられる方はシートも初期型にしないと載りませんので御注意です。

初期サイドカバーはそのままボルトオンで載りますが、逆に初期型にS型のサイドカバーはしっぽのステーが無いので
そのままでは載らないです。

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メーターも初期型と後期型で違ってます。 初期型は規制も無いせいも有り100キロまでメーターが切られてます。
逆に規制後の「U型」「S型」は60キロまでしかメーターは切られていません。
又、タコメーターの表示も変わってます。 初期型は10000rpmからレッドゾーンとなっており、規制後のは
8500rpmからレッドゾーンに変更されてます。

リミッター外した「S型」と「初期型」の乗り比べをしてもほとんど変わりが無いのにタコメーターのレッドゾーンを
下げられてるのは「???」ですが、おそらくリミッターを着けた状態でのストックでの割り振りと解釈してます。

ちなみに80は100q/h表示なのですが、50と違い「100」の数字も表記してます。

「S型」の60q/hメーターから「初期型」や「80用」メーターは速度警告ランプ等有るせいでそのままでは
付きません。 メーターの中の水色のカップも替えてやれば付きます。 
 自分は「S型」の水色カップを強引に加工して着けましたが(笑)

蛇足ですが、マグナムLCは180q/hまで表示されてますけどタイではメーター切ってる程威張れるらしく(?)
180q/hまで表示してるみたいです。 そこまで出ないのは言うまでも無いですが(笑)

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ガソリンタンクは出ないと言うのが通説でしたが(実際数年前カワサキよりタンクの余分なの持ってないかと
自分の所まで問い合わせが有った位でして)仙人様の情報により海外モデル用のカラーリングのタンクの
在庫が有るとの事です。(2005年1月現在)

AR−C10(海外輸出モデル) 51003−5408ーH1   (赤)¥48150
                  51003ー5407−H1   (黒)¥87150

これを高価と思うか安価と思うかは人それぞれですが、出るだけマシと思いましょう。

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ARの外装はコストダウンを狙ったのかオフ車の外装と同じく成型色のポリプラスチック製で出来てます。
タンクは鉄ですが、塗装が当時のカワサキのレベルでの仕事ですので錆び易いです。
但し鉄板が他社に比べますと厚い部類に入りますので割りと持つ方かと思います。 穴が開く前に再塗装
してあげましょう。

ポリプラは普通に塗ったのでは食い付きが悪く塗装が硬直化して来ますとパリパリはげ上がって来てしまいます。

高価ですが2液性のウレタン塗装ですとかなり持ちます。 それでも数年後は剥がれて来ますが;

個人的には住友3M製の(1m約¥1500)屋外用のカッティングシートで塗装の如く外装全部に貼ってしまう
のをお奨め致します。 この手法は自動車でも取り入れられていてあの広告のでっかく入ったラッピングバスも
この方法でやられてます。

業者の方の情報ですが、オフ車等の外装の塗装は印刷用のインクを使用し「染めて行く」のだそうです。
お金に余裕のある方は一度業者と相談してみると良いですね。

                              

                              RETURN

 

 

 

 

エンジンが始動しない場合大きく分けまして3方向に分かれます。  まずは次の3つを調べてみましょう。

     (1)ガソリンは入ってるか      (2)プラグを外してスパーク部分が湿って黒ずんでるか 

     (3)プラグを外してねじ込み部分はフレーム等金属部分に接触させキックしてみて火花が飛ぶか

 (1)で、ガソリンが入ってなかったら簡単。 ガソリンを入れてあげましょう(笑)

 (2)で、プラグが湿っていた場合長期放置の場合起こり易いです。 
   2ストは機構上2ストオイルが段々とクランクケースに溜まって行きます。クランクの中にオイルが
   溜まり過ぎた場合この様な「カブリ」現象を起こします。 プラグのスパーク部分を焼いてカーボンを
   落とすか新品に交換してあげキックの鬼しましょう。

   プラグを焼いたり交換しても直らない場合吸気系のトラブルが予想されます。
   エアークリーナーの詰まりやキャブレター内の詰まりや油面がちゃんと取れてない事が多いので
   一度キャブレターを外して診てあげましょう。

   特にAR50の16パイ純正キャブはなかなかデリケートでして,エンジンが掛かったとしても
   アイドリングが安定しない事多いです。 持病と思いましょう(笑)

 (3)で、火花が飛ばない場合点火系、電装系のトラブルが予想されます。
   (2)と同じくプラグの掃除しても飛ばない時はプラグコードの断線や発電ローターの破損
   電装コードの外れもしくは断線が予想されます。
   電装系のトラブルは目に見えないのでなかなかコレとすぐに分かり辛いです。
   一つ一つ点検をして行き解決して行きましょう。
   ちなみに点火系のトラブルでARは発電ローターの破損というのが割と多いです。

 (1)(2)(3)に該当しない場合、排気系の詰まりも予想されます。 
  マフラーを外してエンジンを掛けてみましょう。 エンジンが掛かりますとマフラーが無い分
  けたたましい音を出して近所迷惑になりますのでくれぐれも確認程度で(笑)
  掛かりましたらマフラーの詰まりですのでマフラーを焼くかデイトナチャンバークリーナーに浸す等
  詰まりを取ってあげて下さい。

                          RETURN

 

 

エンジンは掛かってもアイドリングが安定しなかったり噴け上がらなかったりしたらその時のエンジンの音を
聞き分けて下さい。

「ウモモモモモモモモ」と、詰まるような感じで煙を噴き噴け上がらない時は吸排気系等のトラブルの可能性
が高いです。 エアクリーナーやキャブレター、マフラーの詰まり等チェックして見て下さい。
他にプラグの「カブリ」のケースも多いです。

「バチバチバチバチッ」と、ガクガクする様な感じで噴け上がらない時は電装系のトラブルの可能性が高いです。
一番多いのは「プラグの寿命」です。プラグをすみやかに交換してあげれば復活致します。
又、時にはCDIユニットの損傷破損も有ります。 正常なのと交換しか直す手がないです;

AR50Sで60キロ以上出そうとした時この症状が出るのは単なるリミッターの作動ですのでご安心を(笑)

                             RETURN

 

 

 

普通にテロテロ走っててエンジンが急に止まってしまった。 この様なケースで割と多いのが単なる「ガス欠」です。 
ARのガソリンタンクは中央部分がエアクリーナーの通り道になっており左右キン●マ状に分かれており、フューエルコック
の有る乗って左側のガソリンの量は少なくなってても右側はまだ残ってる事が有ります。
これはタンクの形状上どうしようもない事ですのでガソリンが少なくなって来た様な時はガソリンタンクを左右に振って
フューエルコック側にガソリンをやって下さい。

高速クルージング中軽くエンジンブレーキが掛かったような感じで急にエンジンが止まる事が有ります。 
この場合多いのは焼き付きの軽い症状の通称「抱き付き」と呼ばれる現象です。
出先で抱き付きで止まってしまっても慌てないで下さい。 30分ほど涼しい所で休ませて上げれば大概エンジンは息を
吹き返します。 でもやってしまった以上ピストンとシリンダー内部は損傷しています。
一度エンジン腰上をバラしてシリンダーとピストンを見て損傷次第でペーパー掛けや部品交換しましょう。
くれぐれもそのままで乗り続けないで下さい。 エンジンの寿命が極単に短くなりますので。  

又「抱き付き」をする場合ARに関してですが、キャブレターのセッティングの薄い時が多いです。
直キャブでもなり易いですので注意です。

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エンジンからの異音ですが、これも音によって聞き分けて下さい。

「ビビビビビビビ」と、細かく金属がブレる様な音がする場合シリンダーのフィンの共鳴音です。 空冷2ストには多い振動音
ですので余り気にしないで下さい。
でも、余りに酷い場合シリンダーの冷却フィンに付けられてます黒いサイコロ状のゴムが抜け落ちてる事が有ります。 
この「防振ゴム」はちゃんとはまってませんとうるさいばかりか最悪共鳴で冷却フィンにクラックが入り折れてしまう事も有ります
のでちゃんとはめてあげて下さい。

エンジン内部の方から「シャリシャリシャリ」と、擦れる様な音がする時が有ります。 ピストンとシリンダーが擦れてる音でして
空冷2ストですので少々はするものですが、これも余りに大きい音の時はピストンリングの寿命でシリンダーとのクリアランスが
広がりピストンが振れてる時も有ります。 

この様な時はピストンリングの交換時期が来てます。オーバーホールしてあげましょう。

エンジンの下部の方から「ガシャガシャガシャガシャ」と、今にも壊れそうな音がして来ましたらクランクの寿命です。
クランクの交換と行きたい所ですが、専用工具とある程度の知識と腕が無いと難しいですのでバイク屋さんに任せた方が
無難です。    ネットオークション等でエンジンを買って来て載せ替えた方が早い事の方が多いですね;

その他ピストンを前後間違えて組んだ時も異音がします。 前後違っても組めて走ってしまうARも凄いですけど(笑)

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気が付いたらARの下にオイルが床ってる事が有ります。 その時ガソリンタンクの下辺りから漏れて来てるケース多いです。
これはARの持病の一つでも有ります「2ストオイル漏れ漏れ病」と言いまして、2ストオイルタンクに付けられてますオイル
レベルセンサーが長年オイルに浸かった結果、タンクから浮き出て来てたりレベルセンサーのゴム部分の劣化で隙間が
出来てしまいその隙間からオイルが漏れて来てるのです。

補修は割りと簡単です。 一度オイルを抜くか少なくなった時にオイルレベルセンサーを外しボンドを塗布したり水道補修用
の防水テープをグル巻きにして又付けて下さい。それで直ります。

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ギアオイルですがカワサキからは2スト専用ギアオイルは発売されてません。 カワサキ推奨は4ストオイルのSE級10W30
10W40と割かし固めのオイルとされてます。 私目はカストロールから発売されてます2スト用ギアオイルを入れてます。

柔らかめのオイルはAR持病の「ニュートラル入らん病」を更に助長させますので固めなのお勧めです。

                                RETURN

 

 

 

ギアオイルを交換しようとしてドレンボルトを緩めたら白濁の液体が。。。!
と、言いましても決してヤラシイものでは有りませんのでご心配なさらないで下さい。(そんな事思ってるのは自分だけかも;)

これはギアオイルに水分が混ざったときに起こります通称「乳化」と呼ばれる現象でして、野ざらしにしてあったARの
エンジンで良く起こります。  
一度フラッシングオイルでギア内部を洗浄してギアオイルを入れてあげましょう。それで直ります。

ARのギアオイル注入口のキャップのネジ山は割りとバカに成り易くキツくねじ込みが出来なった時その隙間から
水分が入り易くなりますのでその様な時は注油口キャップ新品に交換してあげましょう。

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ARのクラッチですが、割りと耐久性が有るかと思います。 クラッチが滑って走らないって時はもしかして
ボアアップしてもクラッチの強化を忘れた時位ですね。 そんなには高い物では有りませんので強化しあげましょう。

その他クラッチが滑ると言うより空回りしたり何か小石の様な物が中でぶつかってる様な音がしましたらクラッチの
センターボルトの折れやクラッチプレート固定周囲の小六角ボルトの頭の折れ等が考えられます。
この症状が出たらすぐさまエンジンを停止して下さい。 最悪折れたボルトの頭が暴れてクラッチカバーに穴が
開きますので。   クラッチカバーを開けてボルトの交換しましょう。

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これはARの持病の一つの「クラッチ入らん病」と言いまして交差点で停止してもなかなかニュートラルが出ません。
根本的な修理法がないのでお手上げです;
唯一ニュートラルを出し易くする方法が有りましてギアをローに入れクラッチレバーをゆっくりと離して行って下さい。
そうしますとクラッチが繋がる手前辺りで「カシャッ」と音がすると思います。

この「カシャッ」っと音がしたらもう一度クラッチを一杯に握ってギアをニュートラルに入れてみて下さい。
かなりの確立で入ると思います。 

これで入らなければ信号変わるまでクラッチ握って我慢しかないかも!?

又、ギアオイルは固めなのを入れると割かし入り易くもなります。

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ノーマルサイズでフロントが2・50ー18 リアが50が2・50−18 80が2・75−18と80の方がリアがワンサイズ
太くされてます。
AR50と80はホイールサイズは共通ですので同じタイヤサイズをチョイスする事が出来ますので50も同じくリアに
2.75−18は問題無く入ります。 リムのサイズ的に90/90ー18の扁平バイアスタイヤ迄は入ります。

私目もリアに90/90−18入れてた時期が有りましたが、コーナリング中フロントが浮くような感じがし一度コケました。
やはり80のノーマルサイズの2.75−18が無難でコーナリングも安定するかと思われます。

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加速、最高速を分けるスプロケットですが,50は加速重視かフロント13Tリア46T、80はフロント15Tリア43Tと最高速 
重視のセッティングにされてます。 50はギア比の関係でどうも最高速が伸びないせいも有りますのでフロントだけでも
14〜15Tに替えてあげた方が全体的に加速も最高速も伸びますのでお勧めです。(公道は法定速度を守りましょう(^_^;))

リアのスプロケットですが、90年以前のガンマ50と共通ですのでガンマ用のを流用しても良いかもですね。

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ARのサスは当時でもかなり柔らかいセッティングをしていました。 おそらくAE50/80も兼ねてるのかとも考えられられ
ますが本当の所は不明です。
リアのサスペンションですが、この時期に発売されました原付にしては珍しくサスペンションの固さ調整が出来ます。 
車載工具に固さ調整用の工具が付いてますけど少々やり辛いかと思いますのでバイクパーツショップ等で売られてます
汎用フックレンチを使われた方が調整し易いと思います。 お勧めは最固から一つ手前ですね。

フロントサスペンションは一見出来そうも無いのですがトップブリッジのフォークのボルト外してみて下さい。
中に六角の穴の開いた黒っぽい抑え様のナットが見えるはずです。 これを六角のヘキサレンチでねじ込めば
僅かですが固くなります。

セパハン・バックステップ等入れレーシーポジションにしますとARはフロント過重になりフロントサスの柔らかさがどうにも
気になってしまいます。  昔はルーニーからフロントフォークのエアサス化キットが売ってましてどうにか出来たのですが
今や絶販パーツと成ってしまいましたのでホームセンター等で売られてますエアバルブを流用して自作するしか無い状況
です;

                                RETURN

 

 

 

ARのブレーキはフロントにディスクブレーキが付きディスクは熱対策用の穴まで開きセミメタルのブレーキパットを使用し当時と
してはかなり先進の装備でしたが、どうにもプアで制動力は良いほうでは有りません。
そこでフロントブレーキホースのステンメッシュホース化をお奨め致します。 ステンメッシュのホースに替えるだけで制動力は
劇的に向上します。 リアもそんなには効きませんが元々補助的な所も有りますのでそのままで良いのかと思います。

リアブレーキをディスク化された方も居ますがその性能の向上良し悪しの情報は今の所聞いた事は有りませんです。

                                RETURN

 

 

 

ARの中古を手に入れたが充電をしなくてウインカーやホーンが動かず困ってます。 って話良く聞きます。   
このトラブルで一番多いのはレギュレターの破損です。
レギュレターは「発電不要電気の捨て場」でしてバッテリーの劣化等で充電を余りしなくなった場合このレギュレターの方に電気の
大半は流れてしまいレギュレターがパンクしてしまうケースが大半です。
特にARはこのレギュレターは弱く(だって単なるセメント抵抗なんですもの;)パンクはし易いです。

このレギュレターの破損をそのままにしておきますと次は整流器のレクチファイヤーが逝き最後はCDIも破損し走行不能に
陥ってしまいますので「充電しないなぁ??」と、思いましたらレギュレターを疑って下さい。
ちなみにレギュレターはメーターケースとトップブリッジの間の下にある白い長方体です。

次に多いのはレクチファイヤーの破損又は接合部の錆化・オイルに拠る絶縁のケースです。
レクチファイヤーはバッテリーの右側の後ろ辺りにあります黒い一辺1.5cm位のサイコロ状の物です。

                                 RETURN

 

 

 

ARの純正バッテリーは6Vの6アンペアであれば大方の物は流用が効きます。
ちなみに純正番号は6N6ー1Cです。 

 解説いたしますと。。。   6N6−1C   
  
              ↑ ↑
                6Vの6アンペアを表してます。

AROCの代表たる者色々と試しましたが6Vの4アンペア規格でも8A規格でも問題なく動きました。
8Aのセル回し用の大きいバッテリー使ってもバッテリーの容量不足は補われませんでした。トホホ

今は純正と同じ形でプラスマイナスが逆についてます6N4−2Aを使用してます。
だって純正規格のってまともに買うと¥7000位しますから。 6N4−2Aでしたら¥3000台で
買えますので。

バイク用バッテリーでは無いのですが秋葉原等の電気街で電気器具用の6Vのメンテナンスフリー
バッテリーが売ってますが、これも試しましたら普通に使えました。
但し少々ARのバッテリーケースでは収まりませんので要ケース加工です。

                         RETURN

 

 

ウインカーが点かない主な原因は前述にも書きました「レギュレターの破損」が最も多いケースです。
レギュレターも新品、バッテリーも新品なのに何故だか点かない等の時は「リアブレーキスイッチの引きずり」が
割と多いです。 これは結構見落とし勝ちですので走行中ブレーキランプが点きっぱなしになってないか見てみて下さい。
右ステップの内側にリアブレーキのスイッチが有りますので調整して下さい。

その他「レクチファイヤー(整流器)の破損」 「バッテリードレンホースが抜け酸化ガスに拠る端子の錆化」
    「配線の断線、結合不良」 等有りますので色々と調べて見て下さい。

                                RETURN

 

 

ARのホーンは元々音量が小さく故障ではないです(苦笑)
元々電圧が低いのかホーンは大きくは鳴らない様です。  自分のARなんて新車で買ったのに最初からホーンは鳴り
ませんでした(悲)。 今のご時世ならリコール沙汰ですね;

ホーンの音量はホーンの裏に有ります小さい+ネジを廻しますと音量の調整は出来ますので小さすぎる方は調整してみて
は如何でしょうか。

ホーンの小ささが気になってしょうがない方は補助的に自転車用のラッパや電池式のブザー等付けるても有りますが
余りカッコよく無いですね(笑)

                                  RETURN

 

 

 

ARのヘッドライトですが6V-25/25Wでしてメチャ暗いです。AR自体の発電量にも関係してますがこれでは
市街地から外れたらほとんど役立たずです。
そこで「ハロゲンヘッドバルブに交換」をお奨め致します。 ノーマルの50%増し位明るくなります。
25/25Wでしたらさ程でもないですが、30/30Wを入れますと間違い無く夜間バッテリー上がりになりますので
オイル&ニュートラル、メーター照明球等のLED化をして「電気の節約」して下さい。

                            RETURN

 

 

ARには2種類のクラッチワイヤーが存在してます。
まず初期型リミッター無しが付けてました一本ワイヤーモノ。
「U」と「S」が装着してましたスタンドの安全装置に繋ぐ2本ある物です。 クラッチを握るとスタンドが上がり知らない人には
チョッと自慢になりますね。

初期モノでも実は2種類のクラッチワイヤーが存在してます。クラッチレリーズの穴の大きさでクラッチワイヤーのタイコに
カラーが付いてるタイプと無いタイプが有ります。
おそらく初期のA1タイプはタイコからワイヤーが切れたらしくA2はその対策でタイコにカラーが付いた物と思われます。

一本ワイヤーを購入してレリーズに穴が合わず「しまったぁ!」と、思った方も居るかと思います。
自分も一度間違ってタイコの小さくカラーの付いてないクラッチワイヤーをオーダーしてしまった事有りました; 
で、考えまして適当なサインペンの(塩ビ製限です)しっぽのキャップをタイコに被せましたら丁度良い感じになりましたので
そのまま「自作キャップのしっぽ製カラー」を着けて何とかしました。

 かれこれ10年位経ちますが今も普通に動作するのでまずコレで行けるかと。

2本クラッチワイヤーですが、スタンドが段々とグリース切れになって来ると負荷が掛かって来て割と切れ易いですので
1本ワイヤーのモノに交換するのお奨めです。 (自分も半年で切れました;)

又流用ですが、KS、KSR用も使えますハンドルがアップハンなのでARには長かったりしますが;。 
(同じくスロットルワイヤーも)
キタコのKSR用赤クラッチワイヤーも流用可です。

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