アザミノマックス式メーターケース内LED化レポート

メーターパネル部のLED化

ご存知のようにLEDは指向性が高く、特にARのような内部で板金の反射板を使用し、
再度拡散させるような方式では夜間メーターを読み取ることは不可能ですので、
以下のLEDをメーター横部の乳白色プラスチックに埋め込むことにより、
良好に読み取ることが可能になったのでご報告させていただきます。

今回使用したLED
高輝度チップ型LED白色 [NSCW100]



■日亜化学白色チップLED
◆輝度:320mcd(typ)
◆指向特性105/110°
◆外観寸法2x3x1.3mm
◆VF=3.6V,IF=20mA
(秋月電気にて3個200円にて購入)

私のメーター部分の電圧は通常6.4Vだったので、高速走行中も7V前後であると仮定し、
上記チップLEDを2個直列で使用すれば、他に部品が必要にならないと判断し1個を
スピードメーターにもう1個をタコメーターに使用することを検討。


また指向特性も105度前後とある程度広がっているため、上部から中心に向かって設置すれば
メーター読み取り可能と判断しメーター部を分解して見る。

分解の仕方はオーナーであればすぐにわかると思いますが、
以下にある程度手順を記載しておきます。

1. メーターをボックス等を使用し外します。
(カウリング:各種ケーブル類は先に外せるものは先に外して置いてください)

2. メーター下部のプラスチックカバーを外します。(+ネジ2本)

3. メーター用電球を外します。

4. これで本体から取り外せますので、別の場所で作業できます。

5. メーター本体(水色のケース)を本体カバーから取り外します。(+ネジ3本)
(このとき真上に抜かないとうまく抜けないので注意してください。

また再度組みなおす時、ハメアイ部分に少量のグリースを塗ると簡単に開け閉めできるようになります。)
これで外れました、なおメーター本体は落としたりしないように、丁寧に扱ってくださいね。

外した後本体カバー部のガラスに傷をつけないように、乳白色部分を削ります。
私の場合はドリルとルーター(トイシの付いた工具)にて行いました。
チップLEDの大きさが2*3mmなので約5mmほどの深さまで削りました。
また以下のような配線だったので、配線溝も同時に掘りました。
なお、LEDには極性がありますので配線の向きに注意してください。

チップLED

削った穴にチップLEDが中心方向を向くように取り付け接着します。
今回はホットボンドを使用しました。(http://www.goot.co.jp/HOTBOND/tools_1_1.html)
チップLED間の線の長さは掘った溝の長さにあわせれば綺麗に仕上がります。
またソケットまでの長さは200mm程度あれば問題ありませんでした。

私の場合ソケットは、切れていた電球の物を使用しました。
+を先端まで伸ばし元々付いている半田に取り付けました、
−は電球を割った時にボディからアース線のようなものが出ていたので、
それと結びつけるように半田し、ホットボンドで内部を固めました。
ホットボンドがなければ、アラルダイトのような接着剤でも問題ないと思います。

夜間の確認は電球時よりも良好です。
今回は白色LEDを使用しましたが、緑など他の色にしてみるとお洒落かもしれません。
なお各種OIL、ニュートラルランプもLED化しましたが次回報告します。

 RETURN